Shipとは

~ 子ども達が大人になった時に ~

 かわいくて大好きな子ども達。

 大人になった時に、社会という大海原に勇気をもって堂々と漕ぎ出していけるように。

 横風や向かい風、風が吹いたときは、帆を張る事が出来るんだと知っていてもらいたい。

 それでも荒天や高波の時は、船を寄せる場所(家族や地域)があると知ってもらいたい。

 そんなお思いを込めてShipと名付けました。

 地域として、家族とともに子ども達を見守り育てていきたいと願っています。

 

 

~ 地域とお母さん ~

 私の事・・・

 生まれ、育ちは川崎ではありません。

 しかし、川崎に住んで25年が過ぎました。

 子どもは、生まれた時から川崎です。

 故郷は川崎となりました。

 子どもが生まれる前は、寝て起きる場所でした。

 子どもが生まれてから、公園に足を踏み入れ、近所の人と顔を合わせるようになりました。

 子どもが小学生に入り、風当りがつよく逃げ出したい場所となりました。

 その中でも、繋がってくれる人、手を差し伸べてくれる人や行政に出会いました。

 今、この川崎の地に根差したいと考えるようになりました。

 町工場から住宅街に変容してきたこの地域は、新しい川崎のカタチになりつつあります。

 フルタイムで仕事をしていても、アルバイトやパートでも、専業主婦でも、母になると多少なりとも地域との関わりが増え、地域とお母さんの関係に変化が訪れます。

 面倒だったりもします。怒ったり笑ったり傷ついたり、心配だったり。

 何年か経つとコミュニティ、ココロを通して川崎と関わっていきたいと思うようになりました。

 フレンドシップ、パートナーシップ。Shipにはそんな願いも含まれています。

 

 山本 さち子